今月のはじめ、ついに上司に相談しました。「退職を考えています」と。
突然の話に驚いた様子の上司は、すぐに引き留めてくれました。「時短勤務にしてみたらどうか」と提案もされ、正直、そのときは少し心が揺れました。―― まだ続けられる道があるのかもしれない。けれど、現実はそう甘くありませんでした。
職場には、すでに時短勤務を選んでいる先輩がいるが、その先輩ですら定時で帰れていない。日常的に残業が当たり前の環境で、本当に時短が成立するのか、不安が募るばかりでした。何より、時短勤務にしたからといって、業務量が減るわけではありません。「私だけ先に帰ってしまっていいのか」「周囲に迷惑をかけてしまうのではないか」そんな罪悪感も消えませんでした。
結局、私にはその環境の中で家庭との両立をしながら働き続けることが難しいと判断し、退職を決意しました。
いろいろ悩みましたが、今は少し肩の荷が下りた気持ちです。
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